■■「ガンジーの会」会則■■


この会則は、2005年1月26日に開かれた世話人会年次総会で の合議に基づき、従来の会則を書き改めたものである。

【名称】 会の名称を「ガンジーの会」とする。

【目的】 「ガンジーの会」は、以下の目的を持って、リレー式のハンスト・マラ ソンを主催し、その運営に当たる。

(1)国家間の戦争やテロ行為から家庭内の暴力や幼児虐待まで、一切 の物理的、精神的暴力に反対する。

(2)戦争放棄を謳った憲法第九条に明らかに違反する自衛隊のイラク 派兵に反対し、一日も早くイラクから撤退させることを政府与党に求 め、同時に内外世論に訴えていく。

(3)武力としての戦力放棄を謳った憲法第九条の基本精神を世界に広 めていくことこそが、地球上から戦争をなくすために不可欠な第一歩 と考え、九条の大切さとかけがえのなさを内外に訴えると共に、九条 及びその精神を廃棄しようとする改憲の動きに強く反対していく。

(4)そのための現実的な手段として、ガンジーの「非暴力」と「市民の不 服従」の精神に則って市民による、市民のための「市民の不承認」の 運動として、「ハンスト・リレー・マラソン」の継続と普及に努める。

【組織】 1 −ハンストに参加したすべての人を会員とし、ハンスト運動の実施・運 営は世話人会が当たるものとする。

2 −世話人会は、『ガンジーの会』代表、副代表、ホームページ管理人、 メール・マガジン編集責任者、会計、企画担当責任者などによって構 成される。

3−世話人の選出は、毎週最低一回、レギュラー・ベースでハンストに参加し、2ヶ月に一回開かれる世話人会に自費で参加できる人の中 から、世話人会の合議で選ばれる。

4−会の代表及び副代表、その他の世話人は、年に一回開かれる年次 総会で改選されるものとする。

【運営】 会の運営は、すべてボランティアによって行われるとする。運営に 要する経費は、会員からのカンパによって補うものとする。

【定例会】 世話人による定例会を隔月で開き、活動の総括と問題点、及び今後 の運動方針などについて討議を行う。また毎年1月26日に世話人 会の年次総会を開くものとする。定例会及び年次総会には、オブザ ーバーとしてなら誰でも参加し発言できる。ただし議決権は持たない。

【活動】 「ガンジーの会」は、上記の目的を達成するために、以下の活動を 行う。

(1)ハンスト・リレー・マラソンの継続実施に関わるすべての活動を行う。

(2)ハンストへの参加は、本人の自発的意志によるものとし、参加者は 別に定める「実施要綱」 に従い、誠を持ってハンストを行う。

(3)ホームページを開設し、運動の趣旨と活動状況を広く訴えると共に、 会員同士の相互コミュニニュケーションを図る。

(4)市民による、市民のための「市民の不服従」、あるいは「不承認」の 運動として、ハンスト運動が持つ思想的意味や政治的・文化的意義 について学び、理解を深め、この運動をより多くの人たちに共有 してもらうため、会の公式機関紙としてメール・マガジン『ガンジー村 通信』を発行する。また、インターネットを利用していない会員及 び会の活動に関心を持つ希望者のために適宜『ガンジー村通 信』活字版を発行する。

(5)自衛隊のイラク派兵に反対し、九条を守るために戦う他の市民グル ープと連携を図っていく。

(6)活動期間は、武装軍隊としての自衛隊のイラク派兵が終わる時まで とする。しかし、その後も、九条改変・廃棄など憲法改悪の動き が具体化していく危険性が認められれば、世話人会での合意に基 づいて、運動を継続させることができる。

(7)ただし、途中で運動を継続することが不可能になったり、続けること に意義が認められなくなるような事態が生じた場合、世話人会の総 意で運動を中止し、会を解散させることができる。